深呼吸する惑星/第三舞台 封印解除&解散公演

2011年12月31日 KAAT神奈川芸術劇場・ホール
せっちゃんの♪ずっと好きだったんだぜ〜
が横浜から水戸に帰る間ずっと頭の中をぐるぐる。


そして帰宅すると、朝日の戯曲を読み直してみたり、サウンドトラックを聞き直してみたりとしていたら年が明けてしまった。
震災の数日前に、NODA・MAPを一緒に観に行った友達と関内駅で待ち合わせ。
昼食をとりながらの会話は、外からみるとひさしぶりの再会にビールも加わり話は盛り上がっているようにみえたかもしれません。
しかし震災の影響をかなり受けた二人の会話の内容は…
そうして会場に着いたのは開演ギリギリ、あの曲が流れはじめてた。
最初は芝居にはいっていけるか不安だったのだが、
そこは懐かしいテンポとネタ?で、スムーズに鴻上ワールドへ。
冒頭で空いた時間にblogやfacebookというところで、そういえばパソコン通信の時代にネットワークとかバーチャルリアリティの話がよく出てきていた事を思い出す。あの頃あまりピンと来なかったことが今や当たり前のように理解できる。そう思うと以前の作品をもう一度見直したくなってきた。
映像に池田さんが映った瞬間は思わず声をあげてしまったが、続いてすぐに伊藤さんも!!
そしてなんと、勝村さんがサプライズ出演!
他の日にも出演したのかと思ったら、この日だけだったようで、31日のチケットとってよかった[E:sweat02]他の舞台をみていたせいか忘れていたが第三舞台への出演が20年ぶりだなんて。
横浜公演の千秋楽ということをカーテンコールで気付いたバカ者です。
いろいろあった一年の締めには、スペシャルすぎて嬉しい!
帰宅してみるとさらにスペシャルが([E:soccer]監督就任合意)
公演の度にいろいろな台詞に心うたれるのだが、大学時代に映画製作ってあまりにもストレート。(私、映画サークルはいってました)
同じような話が全くなかったのだが、あのケミカルウォッシュのジーンズが懐かしさを倍増。
東京へむかうバスの中で、この正月中に積読していた筑紫哲也さんの追悼ムック本を読もうかなあとふと思っていた。
そんなことも忘れて帰りの電車の中で、ギリギリに会場に入ったため読んでいなかった「ごあいさつ」を読み始めたら涙が出そうになった。
鴻上さんは、新作を書くと筑紫さんなら何て言うんだろうと想像すると。
私は、大きなニュースがあると筑紫さんなら何て言うんだろう想像していた。
特に今年程その存在の大きさを感じた事はない。何と言って怒ってくれたのだろうか。
同時代にみていた私には懐かしさで評価がかさ上げされてしまうが、初めて第三舞台をみた若い人にどう受け取られるのか反応が知りたい。最近流行の劇団をみていないのでなんともいえないけれど、20世紀と21世紀の芝居ってやはり違うはずだから。
だからこそ、その時代の空気を50代、60代の役者さんが演じる第三舞台がみたい。
一緒に年を重ねてきた者として、それを私自身もどう感じるか。
解散公演とはいえまた何らかの形で立ち会える事を期待してしまう。
2011年が封印解除の10年目だったというのも必然だったのかなあ。
最後の最後のパブリックビューイング、観に行きたいが宇都宮か東京か…

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