麦の穂をゆらす風

2007年2月1日 水戸テアトル西友
アイルランド独立戦争から内戦の時代の話。
エンドロールの流れてもあまりにも重い重い映画。
同じ時代を描いた『マイケル・コリンズ』もみているが、『麦の穂をゆらす風』のほうが戦争の愚かさが描かれていると思う。
それは、やはり兄弟や友人と敵対しなければいけない悲しさ。
抑圧されていた人が今度は抑圧する側へ、被害者が加害者へ加害者が被害者へ。
ユーゴスラビア内戦でも、そして今もどこかで行われていること。
権力を振るう人にとって一番厄介で恐いのは、力(暴力)に屈しない精神力(非暴力)の人間。
どうすれば北風でなく太陽になれるのだろう。

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