メメント・モリ/原田宗典

学生のころ購読していた女性誌『ef』に短編小説やエッセイを連載していており、そのころから良く読んでいた作家。
笑えたエッセイよりもどこか悲しさが残る小説が好きだった。
芝居も何度か観にいっており、一度本人がいてサイン本を購入して握手をしてもらったことも。

私は20代のころ、かなりファンで出版されるたびに読んでいたけれど、
30代になり世紀が変わったころから出版される本が少なくなり、『劇場の神様』以降はほとんど読まなくなっていた。

40代になり、躁うつで作品が減ったことを知った。
そんななかTwitterをフォローして、新しい作品を楽しみにしていた中の逮捕。

私がエッセイで読んでいた、作家の明るく楽しく面白い日常とは違う面がつづられている。
作品を読むことができなかった時期の作家の紆余曲折がわかり、いっそう新しい小説が楽しみになった。

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