ユメ十夜

2007年3月7日 シネプレックス水戸
文豪と呼ばれる作家の作品はほとんど読んだことはないのだけれど、夏目漱石だけは別。
人にも時代にもちょっと距離を置いて、冷静に観察しているそんなところが共感。
そしてへ理屈をこね回す文章!
あと2冊で文庫になっている本は制覇!もちろんこの『夢十夜』読んでます!
他の作品と違って、短編で異色なのだけれど、でも漱石色。
その映画で、監督や役者の顔ぶれをみると期待が。


【第一夜】
監督である実相寺昭雄、脚本の久世光彦ともに昨年2006年に亡くなってしまった。
この二人が描く大正、昭和ものが好きなので、らしい作品に。
【第二夜】
うじきつよしってもう完全に役者なんだなあ。。
【第三夜】
さすがに恐い。
【第四夜】
原作を読み直すと、こういう話にふくらむのかと感心。
最後のシーンはちょっと何かの暗示っぽく恐かった。
【第五夜】
こんな話あったかと、これもまた原作を読み直すと、なる程。
これもまた話の飛躍の仕方がおもしろい。そして天探女(あまのじゃく)。
【第六夜】
松尾スズキ!
【第七夜】
いきなりアニメでビックリしたが、その世界観に引き込まれた。
【第八夜】
まったくもってよくわからないが、しかしこれが「夢」に一番ちかいのかも。
【第九夜】
緒川たまきの着物姿が美しい。
【第十夜】
こんな話と思ったが、わりと原作通り。
本上まなみの着物姿も美しいのだが、ここまでやっていただけるとはありがたい。
原作に『夢十夜』なだけで特にまとまりがあるわけではないのだけれど、
「夢」の話が10話なので、そのバラバラさがかえってよいような。誰でもどれか一つは気に入るのがありそうで。
今の日本映画の幅の広さと同じような気がする。
「ユメ十夜」の公式サイト

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